レクリエーションに対する苦手さを軽減するために

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苦手意識を和らげるには

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苦手に感じる理由

介護職として勤務していると、レクリエーションに携わる機会があるかもしれません。人手不足などから担当を任され、悩みを抱える職員は多いと言います。では、レクリエーションのどこに苦手意識を持つのでしょうか。問題点を確認し、対策を考えてみましょう。
苦手に感じる理由でよくあるものは、「人前に立つことが恥ずかしい」「進行役が苦手」「どのような企画が良いかわからない」などがあります。これらは個人の性格や経験不足からくるものかもしれません。実際に進行していく上での悩みとしては、「マンネリ化してきている」「参加者が消極的である」「企画と準備に時間がかかり負担に感じる」といった声を聞きます。自由度が高いゆえ、対策が取りにくいのでしょう。

苦手に感じる理由

具体的な改善策

上記に挙げた苦手さに対して、具体的な対策を考えてみましょう。「人前に立つ恥ずかしさや進行の苦手さ」は、しっかり準備を行い、経験を積みながら少しずつ慣れていきましょう。はじめから終わりまで通して練習し、当日のシュミレーションをしておくと安心です。動画を取って見返してみると、客観的な気づきがあるかもしれませんね。
「マンネリ化や参加者が消極的」といった悩みに対しては、進行や誘導の仕方を工夫することで解決に近づくかもしれません。参加者が飽きていれば、大きな声で身振り手振りで話してみる、名前を呼んでみる、質問をしてみる、拍手などを取り入れてみてはいかがでしょうか。他にも、参加型にして個人戦やチーム戦で競争し、ポイント制にすると盛り上がるかもしれません。協力したり、それぞれが参加している雰囲気作りがポイントです。
「どのようなレクリエーションにするか」に関しては、季節の行事を取り入れたり、いくつかのレクリエーションを組み合わせることでもバリエーションが広がります。「準備に時間がかかる」場合は、職員の負担が減るように資料のテンプレートをつくったり、すでにあるレクリエーションの応用やシリーズ化をして、小道具を使いまわせるようにするのもいいかもしれません。
思いつきや少しの工夫次第で、様々な対策ができるとわかれば不安も軽減できるでしょう。

周囲を頼ろう

それから、一人で全て抱え込まず、先輩方や周囲の人にアドバイスをもらったり、一部を手伝ってもらうなど周囲を頼ってみてはいかがでしょうか。参加者に感想を聞いたり、アンケートを取るのも良いかもしれません。レクリエーションがきっかけで、介護職員や参加者同士のコミュニケーションをとることができます。
視野を広げて、地域のボランティアや学生、園児たちとのふれあいを企画するのも効果的です。外部の人と関わる機会が多くなると、気分も変わり雰囲気も和らぎそうです。「そもそも慣れていない」場合は、場数を踏むことでスムーズに進めることができるようになるでしょう。苦手さがありながらも挑戦してみることで、自身のスキルアップにもつながります。
レクリエーションは思うよりもさまざまな種類があり、期待する効果や目的も変わります。まずは自分が得意なものなど取り入れやすいものから始めるのも良いかもしれません。職員同士で協力し作り上げたレクリエーションで、参加者の笑顔がみれるときっと大きな達成感を感じることができるでしょう。