レクリエーションを成功させるために

事前に必ずシミュレーションする

準備段階で最も重要なのはシミュレーションです。シミュレーションといっても実際にレクリエーションを行うのではなく、頭の中で最初から最後までの流れを想像するだけで大丈夫です。事前に確認することで小道具の見落としやフォーメーションの問題点などに気付くことができるでしょう。

職員同士の意見交換も大切

シミュレーションをした後に職員同士で意見交換をしましょう。「本番の前に練習をしてみよう」「途中でチームの相談タイムを設けよう」「2列ではなく円形に座った方がいい」など、自分では気付かない点を指摘してくれることもあります。このひと手間がレクリエーションの完成度を大きく左右するので、盛り上げるためにも大切なポイントです。

最初が肝心

レクリエーションが盛り上がるかどうかは最初の部分にかかっています。緊張している参加者もいるのでまずはリラックスした雰囲気を作りましょう。軽く身体を動かすミニゲームを入れたり、自己紹介の後に握手をしたり、隣の人の肩や手をもんでみたり、とみんなが楽しく始められる雰囲気になるように声をかけていきましょう。
ゲームを始める前にルールを説明しますが、話の内容がしっかり伝わるように、身振り手振りを交えながら1人ひとりの表情を確認してゆっくり話すようにしてください。「わからない」という顔をしている人がいたらもう1度ゆっくり説明しましょう。

盛り上げるコツ

どんなに楽しいゲームでも進行している職員が淡々としていたら盛り上がりに欠けてしまいます。まずは職員が率先して楽しむようにしましょう。レクリエーションを盛り上げるのに役立つテクニックをお伝えします。
緊張した雰囲気の中でゲームをしても楽しむことはできません。まずはリラックスした雰囲気になるように、職員が失敗した例などを見せて場の空気を変えましょう。笑いが起きると雰囲気が和やかになります。
ゲーム中は積極的に声をかけていきましょう。「せーの」「もう1回」などゲームに合ったかけ声であれば何でも構いません。職員が積極的に声をかけることでゲームも盛り上がり、一体感が生まれるため参加者も楽しみながらゲームをすることができます。
職員はレクレーション中、参加者全員に気を配らなければなりませんが、ゲームに参加しながらだと安全面の見守りなどもあり難しいかもしれません。まずは「参加者全員を必ず1回は褒める」ということをルールにしてみましょう。目立つ人や積極的に参加している人が楽しそうにしていても、裏では楽しんでいない人もいるかもしれません。「負けてしまったけどあの応援は最高でした」「笑顔が素敵だった」などさまざまな角度から褒めてあげましょう。つまらなそうな顔をしている人がいなければそのレクリエーションは成功です。